(2022.7.1更新)
第143回 特集展示
戦争と福祉・ボランティア
-田中半治郎の遺品から-
◆令和4年 6月29日(水)~ 9月5日(月)◆
火曜日休館
会場 | 8階 特集展示室 | 時間 | 9:30~17:00 ※入館は閉館30分前まで |
観覧料 | 常設展示観覧料でご覧いただけます |
主催 | 大阪歴史博物館 |
大阪歴史博物館では令和4年6月29日(水)から9月5日(月)まで、8階特集展示室において、特集展示「戦争と福祉・ボランティア-田中半治郎の遺品から-」を開催します。
人は様々な動機やきっかけでボランティア活動をしています。そうしたきっかけの代表的なものとして、阪神淡路大震災や東日本大震災のような災害やオリンピックなどのイベントをあげることができますが、本展示では、戦争体験がボランティア活動の契機となることを紹介します。
大阪歴史博物館は、陸軍歩兵第八聯隊入営中に日露戦争に従軍し、大正期には現在の民生委員に相当する方面委員をつとめた田中半治郎(1882~1930)という人物の遺品を所蔵しています。方面委員は、無給で生活困窮者の救済活動に従事するボランティアでした。
本展示では、田中の遺品にもとづいて、田中が人生のさまざまな局面で、何を思い、考え、行動したのか、について考えます。その結果、田中の人生にとって軍隊内で積み上げた経歴(軍歴)が大きな意味を持っていたことを確認します。さらに、方面委員としての田中の活動を理解する上で、日露戦争中の戦争体験が重要であることを明らかにしていきます。
解説リーフレット
解説リーフレット(PDF)はこちらよりダウンロードできます。