木綿を通してみる生業・暮らし・装い
(2023.4.14更新)
2023年4月5日(水)~ 6月5日(月)
米(早稲)と同じ「夏作」の木綿は、5月初旬に種蒔きし、9月下旬に吹いた綿を収穫します。摘み取られた綿は様々な工程を経て糸や布に加工され、流通し、衣類や夜具に使われました。種子である綿実は、翌年の種にする分以外は燈明油の原料として売却されます。絞ったあとの油粕も肥料になりました。木綿は、人びとの生産活動と生活に欠かせない商品作物でした。綿を加工する道具、木綿の取引関係の文書、縞織物のカタログである縞帳、鮮やかな筒描き染めなどでご紹介します。
(島﨑)
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