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大川北岸で見つかった古墳時代の土師器・須恵器

(2024.6.25更新)

令和6年6月21日(金)~9月2日(月)(予定)

大川の北岸に当たる天満1丁目の発掘調査で古墳時代の竪穴建物跡から5世紀後半頃の土師器・須恵器が出土しています。対岸の上町台地上にある法円坂倉庫群と比べると、やや新しい時期に当たります。
『日本書紀』によると、仁徳天皇11年に台地の東側にひろがる河内湖の水を大阪湾に抜くために「堀江」を開削したという記録があります。これがいわゆる「難波堀江」であり、大川に当たるものですが、もともとあった自然流路を拡幅したものと考えられています。法円坂倉庫群に近い時期の集落の存在は、大川沿岸の開発の歴史を知る上で、重要な手掛かりとなります。

(寺井誠)

天満1丁目の発掘調査現場
天満1丁目の発掘調査現場(右下の四角い落ち込みが竪穴建物跡)
竪穴建物跡から出た土師器・須恵器
竪穴建物跡から出た土師器・須恵器
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