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ダゲレオタイプカメラと写真

(2025.1.21更新)

令和6年11月27日(水)~3月31日(月)予定

世界初の実用的な写真技術は1839年にフランスのルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(1787~1851)が考案しました。銀メッキした銅板を感光材にして露光するもので、シャッターはなく、蓋の開閉で露光時間を調整するものでした。この写真技術はダゲレオタイプと名付けられ、瞬く間に世界中に広がりました。日本では江戸時代後期に輸入され、銀板写真と称されました。
 今回展示する資料は幕末〜明治期の歴史あるカメラと湿板写真です。写真に使用された感光材の銀の粒子はとても細かく、現代のデジタルカメラにも劣ならいほど鮮明な解像度を持っています。
 マスメディアの報道や広告、視覚芸術、さらには個人の趣味活動としてさまざまな役割を担ってきた写真の歴史に思いを馳せながら、ぜひご覧ください。

(奥本)

写真機 木製箱型 付交換レンズ
幕末~明治時代 堀田恵美氏寄贈 本館蔵
>写真機 木製箱型 付交換レンズ
国産のダゲレオタイプカメラで四角い木箱にレンズをつけ、その反対側に感光材を置くというシンプルな構造です。大阪で商家を営みながら独学で博物学を修めた堀田龍之助(1819~1888)が所有していた資料の一つです。

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