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引札界の“愛されキャラ”たち

(2025.3.28更新)

令和7年3月22日(土)〜6月23日(月)予定

7階常設展示「引札と広告」コーナーで新たな引札を展示します。引札は現在でいうところのチラシで、江戸時代から明治時代にかけて多く作られました。色刷りの美しい絵柄が見本帖としてあり、その中から絵を選んで印刷業者に発注し、店名や商品名を書き入れる形でした。多種多様なモチーフがありましたが、なかでも福助や恵比寿、大黒天は商売繁盛や幸運をもたらすと信仰されていたため、多くの引札に登場します。引札の中の神様は愛らしく、親近感のある表情で描かれています。このような引札界の“愛されキャラ”たちをご紹介します。

(奥本)

引札 珊瑚珠明石玉おろし商 大阪南久宝寺
近代 柴垣和夫氏寄贈 本館蔵
>珊瑚珠明石玉おろし商
福助は江戸時代、幸運を招く縁起人形として人気を博していました。実在の人物をモデルにしたといわれており、ちょんまげ姿の大きな頭に福耳、裃姿でお客を出迎える姿は一種のマスコットキャラクターのようです。

引札 銘酒永楽 大阪市北区綿屋町九番屋敷
近代 柴垣和夫氏寄贈 本館蔵
銘酒永楽
恵比寿は漁業の神として古くから親しまれてきた、福をもたらす神です。この引札では折烏帽子姿に福耳の恵比寿と商売繁盛を暗示する鯛が描かれています。


フロア / 7階 コーナー /引札と広告
7階フロアマップ