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ニューメディアとしての絵葉書

(2025.4.4更新)

令和7年4月2日(水)〜7月7日(月)予定

絵葉書は明治時代に新しいメディアとして登場しました。私製絵葉書の使用が明治33年(1900)に許可され、観光名所や美人のブロマイド、博覧会などの写真が印刷された絵葉書が続々と発行され、市民の間で広がります。
 明治37年(1904)には日露戦争における戦闘の様子が絵葉書として逓信省(現・郵政省)から売り出され、大流行しました。また大規模な災害時には新聞報道機関の代わりとなるニュース源として発行されました。
 現代とは少し異なる役割を持っていた絵葉書をご紹介します。

(奥本)

絵葉書
近代 柴垣和夫氏寄贈 本館蔵
絵葉書(女性)
当館には市民コレクター柴垣 清氏(1907-1989)が収集していた絵葉書を数多く所蔵しています。その中から今回は明治時代に発生した大災害、陸軍特別大演習、女性のブロマイドの絵葉書を展示します。女性のブロマイドは2人でポージングをとるものが多く、“映え”を意識していたと思われます。

昭和九年九月廿一日風水害実況写真(絵葉書)
昭和9年(1934) 髙橋 侃夫氏寄贈 本館蔵
風水害実況写真
室戸台風と呼ばれる超大型台風が近畿圏を直撃した様子を報道する絵葉書です。高潮による浸水や橋が大破した築港などの写真が印刷されており 、被害の大きさを詳細に伝えています。

フロア / 7階 コーナー /メディアと流行
7階フロアマップ