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続・寿ぎの扇

(2025.8.13更新)

令和7年7月30日(水)〜10月6日(月)予定

7階常設展示「鴻池家の生活用具」では江戸時代から近代まで、大阪で幅広く商業活動を展開した豪商・鴻池家のゆかりの舞扇を紹介しています。これらは大正天皇即位礼にあわせて誂えたといわれています。
 今回は船川華州、平井楳仙、松浦舞雪といった3名の画家が描いた扇を選んで展示しています。清らかで優美な印象を与える扇です。ぜひ展示室で涼を感じてください。

(奥本)

平井楳仙筆 笹図
近代 鴻池善右衞門氏寄贈 本館蔵
平井楳仙筆 笹図
平井楳仙(1889~1969)は京都生まれの日本画家で竹内栖鳳に師事しました。学生時代から優秀な成績をおさめ、特に山水、花鳥の画において優れていたと評されます。
 モチーフである笹は昔から薬用や食品の包装、お供え物の下敷きに使われていました。夏の風物詩である七夕の笹飾りとしても欠かせない植物で、生命力の象徴といわれています。楳仙は健康長寿の祈りを込めて、瑞々しい笹を扇に描いたのではないでしょうか。

フロア / 7階 コーナー /鴻池家の生活用具
7階フロアマップ