1. ホーム
  2. 展示・イベント
  3. 常設展示
  4. 展示更新情報
  5. 食と「秋」の墨書土器

食と「秋」の墨書土器

(2025.10.8更新)

10月6日(月)~12月27日(土)(予定)

厳しかった夏も終わり、さわやかな秋の季節をむかえました。読書にハイキング、スポーツ、そして食欲の秋、楽しみが多いですね。
 ところで、奈良時代の難波京では食にかかわる字が書かれた墨書土器が出土しています。例えば、天皇に貢納される食品を意味する「にえ」や、台所を意味する「くりや」という文字が書かれた須恵器が難波宮近隣で出土していて、四天王寺の近隣では「酒」や「米」という文字のある土師器が出土しています。これらとともに、細工谷遺跡のコーナーでは「秋」と書かれた墨書須恵器をあらたに展示しますので、あわせてご覧ください。
 秋の行楽シーズンに博物館や難波宮跡公園に足を運び、古代の難波の人たちの生活の一面をぜひご覧ください。

(寺井誠)


須恵器杯の底に墨で書かれた「厨」の字の拡大(中央区 大坂城跡下層)

「酒十」と墨で書かれた土師器杯(天王寺区 四天王寺旧境内遺跡)
「秋」と墨で書かれた須恵器杯(天王寺区 細工谷遺跡、大阪市指定文化財)

フロア / 10階 コーナー /難波京の風景
10階フロアマップ