どば、土馬、ドバ -難波宮跡及びその近隣で出土した土馬3点-
(2025.12.24更新)
令和8年1月5日(月)~3月30日(月)(予定)
新年あけましておめでとうございます。今年は午年ということで、難波宮跡及びその近隣で出土した土馬3点を展示しました。
土馬とは、馬の形をした土製品で、水神にささげる祭祀具と考えられています。展示品は飛鳥~奈良時代初頭(7世紀中頃~8世紀初頭)のもので、ちょうど前期難波宮ができた頃から、後期難波宮がつくられる直前の頃に当たります。写真の左側のものについては、足が太く、まるでサイのようですが、たてがみや鞍(人が座るところ)が表現されているので、馬に間違いありません。右側のものはたてがみの表現はあるものの、鞍が見えませんが、背中に何かがはがれた跡があり、本来は鞍がついていたと考えられます。中央奥については、ウナギのようでとても馬には見えませんが、これは足や頭が欠損したためにそう見えるのです。
新年に大阪歴史博物館に来られた際にはぜひご覧ください。
(寺井 誠)
| フロア / 10階 | コーナー /難波京の風景 |
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