松本喜三郎 作 生人形 池之坊
(H26.6.25更新)
平成18年8月9日(水)~約2ヶ月間(予定)
明治4年(1871) 本館蔵(廣瀬 巖 氏 寄贈)

松本喜三郎は、大坂の難波新地や千日前、江戸の浅草などの見世物興行で活躍した熊本出身の天才生人形師です。本品は彼の代表作「西国三十三所観音霊験記」のうち第十八番六角堂に用いられた生花の祖、池之坊の人形です。稚児姿で現れた本尊から「生花之法」を伝授される姿が表現されていました。霊験記の人形は、ほとんどが行方不明となっていましたが、池之坊は平成12年に高槻市内の民家で発見され、当館へ寄贈されました。
このほか、江戸時代の生人形や軽業などの見世物番付を展示します。
※平成16年度に開催され、好評を博した特別展「生人形と松本喜三郎」では、松本喜三郎ほかの生人形を一堂に集めて展示しました。
フロア / 9階 | コーナー / まちの生活―楽しむ |
![]() |