大國栢斎と大國貞蔵
(H26.6.25更新)
平成18年10月4日(水)~12月10日(月)(予定)

(左)真形小霰鉄瓶
大國藤兵衛作 明治時代
(中)一文字獅子鐶付釜大國栢斎作 明治末期~昭和初期
(右)平瓢菊楓地紋釜大國栢斎作 明治末期~昭和初期

クライスラー
大國貞蔵作 大正11年(1922)
大阪市立近代美術館建設準備室蔵
大阪市立近代美術館建設準備室蔵

書画参考集など
明治34年(1901)

初代中村鴈治郎のデスマスクを取る大國貞蔵
昭和10年(1935) 個人蔵
近代大阪の釜師・大國栢斎とその子で彫刻家の大國貞蔵の二人の作品や関連資料を展示します。
大國栢斎は大阪島之内生まれの釜師として名高く、宮中で用いる御用釜などを制作し、評価されました。一方、貞蔵は、大阪ビルヂングの外部装飾を手がけるなど、建築への造詣が深い一方、初代中村鴈治郎のデスマスクを取る(写真参照)など、当時の大阪の芸能にも精通しており、幅広い分野で活躍をしました。
今回の展示では、特別展「煉瓦のまち タイルのまち」にちなみ、大阪を代表する名建築にも関わった大國貞蔵とその父栢斎を取り上げます。
また、当館所蔵品・寄託品に加えて、大阪市立近代美術館建設準備室が所蔵する作品も、今回特別に出品いたします。
この機会にぜひ、2人の作家の多彩な活躍ぶりをご覧ください。
フロア / 7階 | コーナー / 美術・工芸の諸相 |
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