阪急百貨店 ~ターミナル・デパートの誕生~
(H26.6.25更新)
平成19年9月26日(水) ~(予定)

濃茶褐色外装タイル
本館蔵 (株式会社 阪急百貨店寄贈)

クリーム色外装タイル
本館蔵 (株式会社 阪急百貨店寄贈)

外装タイル
昭和4~6年にかけて完成した阪急百貨店大阪うめだ本店の建物には、濃茶褐色の外装タイルが張られていた。しかし、その後に完成した部分はクリーム色のタイルに変わった。やがて、戦後に濃茶褐色のタイルはすべてクリーム色のタイルに張り替えられ、それによって建物の色彩が変わり、梅田の風景も大きく変わった。
参考写真:阪急百貨店外観
参考写真:阪急百貨店外観


大食堂ステンドグラス
本館蔵 (株式会社 阪急百貨店寄贈)
本館蔵 (株式会社 阪急百貨店寄贈)

大食堂ステンドグラス
このステンドグラスは、阪急百貨店8階大食堂の窓の上に使われていたもの。幾何学的なデザインで、模様や各ガラスの色・透明度・質感が違ういくつものパターンがあった。家族連れなどの利用者が多かった大食堂には、ところどころに装飾的なステンドグラスや飾りが用いられ、通常の売り場とは異なる華やぎがあった。
参考写真:大食堂の様子
参考写真:大食堂の様子
阪急百貨店大阪うめだ本店は、日本最初のターミナル・デパートとして昭和4年(1929)に完成し、その後順次規模を拡大しました。地上8階建の店構えは現在の百貨店建築の原形といえるものでした。大正末から昭和初期にかけて、そごうや大丸、高島屋、松坂屋、大軌(現・近鉄)等のデパートも次々と高層化を図り、デパートは郊外から人々をひきつける施設となりました。
展示では、現在建て替え工事が進む阪急百貨店大阪うめだ本店を、ステンドグラスやタイルなどの資料を通して紹介します。
フロア / 7階 | コーナー / 社会・産業―近代都市の建設 |
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