新年の引札
(H26.6.25更新)
平成20年12月10日(水)~平成21年1月26日(月)(予定)

汽船会社の引札
明治19年(1886) 本館蔵(柴垣コレクション)
南堀江通の賑江橋(大阪市西区)にあった汽船会社「河徳」こと田頭専造の引札。明治19年(1886)の略暦(カレンダー)が付いている。引札は、商店等が年末年始に配布することが多かったため、暦が入れられる場合もあった。

醸造業の引札 明治時代 本館蔵(柴垣コレクション)
北区綿屋町にあった醸造業・栗岡太吉の引札。銘酒「永楽」の醸造元である。年末年始に配られたものらしく、恵比寿さんが2人の唐子とともに酒の名を書いた紙を持っている。七福神は、めでたい引札の図柄としてよく用いられた。
明治時代の商業関係のメディアのひとつに、引札があります。引札は、現在のチラシにあたるもので、商品名や商店名を色鮮やかな絵柄とともに印刷したものです。江戸時代に始まり、明治時代には盛んに配布されました。今回は、年末年始に配布された新春用の引札を紹介します。
フロア / 7階 | コーナー / 引札と広告 |
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