
(H24.5.25更新)
初夏のシリーズ「近世・近代の大阪の文化」
主 催 | 大阪歴史博物館 |
会 場 | 大阪歴史博物館 4階 講堂 交通のご案内 |
参 加 費 | 200円 |
定 員 | 250名(先着順) |
受 付 | 18時から開始、直接会場へお越しください。 |
お問合せ | 大阪歴史博物館 〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32 なにわ歴博講座係 TEL 06-6946-5728/FAX 06-6946-2662 |
日程・内容
- 平成24年 5月25日(金)
- 18:30~19:45
- 建築家・中村順平と『新日本様式』
- ■酒井一光(当館学芸員)
- 大阪出身の建築家・中村順平は、日本人初のフランス政府公認建築士として知られますが、その作品についてはあまり紹介されていません。本講座では、渡仏前の代表作・如水会館と、渡仏後に設計した豪華客船船内装飾、晩年に基本設計を手がけた前橋八幡宮や厳正寺本堂などとの比較を通して、中村が「新日本様式」を確立しようとした軌跡をたどります。
- 平成24年 6月 1日(金)
- 18:30~19:45
- 瀬戸物町の陶器祭と陶器人形―同業街の祭りと社会―
- ■伊藤廣之(当館学芸員)
- 西横堀の陶磁器の問屋街には、江戸時代から瀬戸物町の地蔵会に際して陶器でつくった人形を飾る祭りがあり、多くの参拝者で賑わいました。今回の講座では、江戸時代から現代まで続く陶器祭と陶器人形の変遷を紹介するとともに、陶器祭を支えた人と社会のあり方をとおして、今後の大阪の同業街の祭りについて考えます。
- 平成24年 6月8日(金)
- 18:30~19:45
- 大阪の御田植神事
- ■澤井浩一(当館学芸員)
- 大阪市内には、神田に実際に苗を植える住吉大社(住吉区)の御田、正月に田植えの所作を演じる杭全神社(平野区)の御田という典型ともいえる二つの御田植神事が存在します。これら二つの祭りを中心に、府内のその他の事例も紹介しながら、御田植神事の祭りとしての構成や儀式の意味などについて考えます。
- 平成24年 6月15日(金)
- 18:30~19:45
- 新聞記者・岩井武俊と景観・文化財の保護
- ■船越幹央(当館学芸員)
- 岩井武俊は、大正・昭和初期に大阪毎日新聞で活躍した記者です。青年期より考古学や文化財に深い関心を寄せていた岩井は、近代文明の荒波のなかで失われようとする景観や文化財を憂慮していました。この講座では、主著『日本古建築菁華』『京ところどころ』『京郊民家譜』などを取り上げ、岩井の意識と都市の変化を考察します。
※演題・内容等は、予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。