ガラス付建具雛型
(H26.6.10更新)
平成24年10月24日(水)~ 12月17日(月)(予定)

ガラス付建具雛型
昭和元年(1926)本館蔵 江戸重徳氏寄贈
昭和元年(1926)本館蔵 江戸重徳氏寄贈

鏡付建具雛型
昭和元年(1926) 本館蔵 江戸重徳氏寄贈
昭和元年(1926) 本館蔵 江戸重徳氏寄贈
今回展示する建具雛形は、戦前から大阪市東区(現在の中央区)で建具店「江戸重」を営んでいた江戸重太郎氏が自ら制作したものです。来客に雛形をみせ、意匠を決める際の参考にしていたものです。これらの建具雛形は障子や板戸が中心ですが、ガラス入りの建具雛形もかなりの割合を占めています。ガラスを用いた建具は、江戸末期の建築でもごくわずかに見られるものの、一般の住宅ではガラスが普及する明治半ば頃から徐々に増え始めました。今回の展示品(ガラス付建具雛型6点、鏡付建具雛型2点)からは、昭和初期の大阪の住宅で用いられた建具の一端をご覧いただけます。雛形といえども、本物のガラスを使っています。表面に模様のあるガラスもありますので、注意深くご覧ください。(酒井一光)
フロア / 7階 | コーナー / 美術工芸の諸相 |
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