
(H26.2.10更新)
春の講座「大阪の文化財を護り伝えてきた日々」
- 1.主催
- 大阪歴史博物館
- 2.会場
- 大阪歴史博物館 4階 講堂 交通のご案内
- 3.参加費
- 200円
- 4.定員
- 250名(先着順)
- 5.受付
- 18時から開始、直接会場へお越しください。
- 6.日程・内容
- 平成26年 3月7日(金)
- 18:30~19:45
- 日本史上よりみた難波の歴史的位置
- ■積山 洋(当館学芸員)
- 難波古代史の起源は上町台地の本格的開発が始まった古墳時代にあり、その後難波宮、そして中世の渡辺、本願寺、近世の大坂城へと続く歴史的伝統は長く日本史に直結する舞台となってきました。飛鳥や平城京は100年に満たない首都であり、江戸ですら400年余の都です。一方、1200年以上の歴史をもつ平安京―京都はさすがに飛びぬけた存在ですが、それとは異なる都市の類型として難波―大阪の歴史を考えてみたいと思います。
- 平成26年 3月14日(金)
- 18:30~19:45
- 大坂発掘―中近世考古学のおもしろさ―
- ■松尾 信裕(大阪城天守閣)
- 古代には一時期首都であった大阪は、難波宮が廃都になって以降、歴史書に記載されることが少なくなり、歴史の表舞台から姿を隠すようになりました。しかし、考古学による発掘調査はそれ以降の大阪にも人々の生活が営まれている事を明らかにしました。市街地に埋もれる遺跡の調査成果から都市大阪の歴史を紹介するとともに、発掘調査から得られた成果を基にして古代末から近世までの大阪の姿を復元してきた過程を紹介します。
- 平成26年 3月21日(金)
- 18:30~19:45
- 博物館における資料保存と管理について
- ■文珠 省三(当館学芸員)
- 博物館活動として一般的には調査・研究・展示・普及教育が取り上げられますが、日常的に取り組んでいる、収蔵資料の保存及び管理に関する、収蔵庫・展示場の温湿度管理、資料への生物被害防止のための点検・調査も、学芸員の重要な仕事のひとつであるといえます。今回は、実例も取り上げながら博物館現場における資料の保存と管理についてお話しします。
- 平成26年 3月28日(金)
- 18:30~19:45
- 発掘調査から考える建築の復元について―博物館の展示資料を中心に―
- ■植木 久(大阪市教育委員会文化財保護担当)
- 大阪歴史博物館10階に常設展示されている前期・後期難波宮の模型の製作や、原寸大で復元している後期大極殿、博物館南側の公園の5世紀建物などは、設計から施工にいたるまでいろいろと検討を行いました。建築の構造について発掘調査からわかることは多くはなく、具体的な形にまとめるには不確定なことがたくさんあるからです。なかなか分かりにくい発掘調査から建物が復元されるまでの過程についてお話しします。
- ※演題・内容等は、予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
- 7.お問合せ
- 大阪歴史博物館
〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32
なにわ歴博講座係
TEL 06-6946-5728 FAX 06-6946-2662