
(H26.5.2更新)
初夏のシリーズ「近代・現代大阪の生活と文化」
初夏のなにわ歴博講座は近世・近代の大阪の生活と文化について、建築、漁業、芸能、旅人の視点など、多彩な切り口でご紹介します!
主 催 | 大阪歴史博物館 |
会 場 | 大阪歴史博物館 4階 講堂 交通のご案内 |
参 加 費 | 200円 |
定 員 | 250名(先着順) |
受 付 | 18時から開始、直接会場へお越しください。 |
お問合せ | 大阪歴史博物館 〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32 なにわ歴博講座係 TEL 06-6946-5728/FAX 06-6946-2662 |
日程・内容
- 平成26年 5月30日(金)
- 18:30~19:45
- 村野藤吾の建築 タイルの表現を中心にして
- ■酒井 一光(当館学芸員)
- 村野藤吾(1891~1984)は、旧そごう大阪店、新歌舞伎座、輸出繊維会館、梅田吸気塔など、大阪のランドマークとなる建築を多数設計したほか、代表作を全国各地に残しました。村野の建築は、階段や手すり、窓のかたちなど、こだわりぬいた細部の設計にも定評があります。今回は、内外装に用いられたタイルの表現を通して、その魅力に迫ります。
- 平成26年 6月6日(金)
- 18:30~19:45
- 新淀川の環境変化と汽水漁業
- ■伊藤 廣之(当館学芸員)
- 新淀川は明治時代に淀川の洪水対策のために放水路として造られた人工の河川でした。その後、水辺の植生や魚介類の回復により、そこは海や川の漁師たちの暮らしを支える汽水漁業の拠点となりました。今回は大正時代以降の新淀川の環境変化やそこでの汽水漁業のようすを紹介し、環境民俗学の視点から新淀川における川と人の関係性について考えていきます。
- 平成26年 6月13日(金)
- 18:30~19:45
- 錦影絵の演目復元-種板「道化獅子買」の映像化作業から-
- ■澤井 浩一(大阪市博物館協会事業企画課)
- 錦影絵は、幻燈によるアニメーションのようなもので、幕末から明治期、映画以前の人気の大衆娯楽でした。大阪歴史博物館では種板「道化獅子買」(池田の猪買い)を映像化し「なにわ歴史塾」で公開していますが、ここではその制作作業を通じて、錦影絵の構造、演目の構成などを紹介します。
- 平成26年 6月20日(金)
- 18:30~19:45
- 旅人が見た近代大阪の街と人
- ■船越 幹央(当館学芸員)
- 旅の随筆を数多く残した作家・田山花袋や谷口梨花、滑稽な旅行小説を書いた渋川玄耳、花街探訪を得意とした松川二郎、そして漫画漫文の名手・岡本一平(岡本太郎の父)など、関東など他地域からやってきた人たちが見た「大阪」を通して、近代大阪の一側面を振り返ってみたいと思います。一平のおもしろい漫画も紹介します!
※演題・内容等は、予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。