特集展示「新発見!なにわの考古学2014」の関連行事の一つとして10月13日(月・祝)に「大阪の歴史を掘る2014」講演会を開催します。
今回は、柏原市立歴史資料館館長の安村俊史氏にご講演いただきます。古代の都市を考える上で道路は重要なテーマです。古代の難波では『日本書紀』推古21年(613)に「難波から京に至るまでに大道を置く」ことが記されますが、その実態については不明な点も多いといえます。
講演では、このときに設置された大道が「難波大道」から竹内街道のルートではなく、渋河道のルートだった可能性、また孝徳朝難波長柄豊碕宮の造営に伴って、東西南北の方位に一致する直線道が整備された可能性などについて検討し、7世紀から8世紀にかけての難波から都への道がどのように変遷したのかについて、最新研究の成果をご紹介いただきます。
また、当館の李陽浩が、平成25年度に行われた大阪市内の発掘調査の最新成果を紹介します。長原遺跡で見つかった弥生時代後期の焼失した竪穴建物跡や、難波宮近辺の谷から見つかった古墳~飛鳥時代の遺物、江戸時代の大坂城の屋根を飾った鬼瓦など、さまざまな話題を提供します。
この建物は火災にあっており、建物内には屋根が焼け落ちた際に倒れ込んだ炭化した木材や焼けた壁土が見られました。また、建物の床面には当時使われていた土器や石器が残されたままになっていました。
特集展示「新発見!なにわの考古学2014」関連行事 『大阪の歴史を掘る2014』講演会 |
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主 催 | 大阪歴史博物館 |
日 時 | 平成26年 午後1時30分~4時30分(午後1時より受付) ※台風の影響により、10月26日(日)に延期いたします。あしからず、ご了承ください。 |
会 場 | 大阪歴史博物館 4階 講堂 交通のご案内 |
内 容 |
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定 員 | 250名(当日先着順) |
料 金 | 500円 |
参加方法 | 当日直接会場にお越しください |