「水辺の風景」
(H26.7.21更新)
平成26年7月16日(水)~10月7日(月)(予定)
江戸時代中期から後期にかけての大坂で活躍した絵師の作品から、水辺の風景を描いた作品を陳列しています。
奇矯な作品が多く近時注目されるものの、経歴がよく分からないため「謎の絵師」ともいわれる林閬苑の「漁夫図」や、縁起の良い絵を描くことで知られた森一鳳の作品。それに近世大坂随一の文化人木村蒹葭堂の作品など、当館以外では公開される機会が少ない大坂の絵師の作品を展示しております。
いずれも涼やかな水辺の風景を描いており、各人の画技や描法に応じた清らかな表現が見どころです。また、写生を旨とした四条派の絵師と、心象風景を描く文人画系の絵師との表現を対比的にご覧頂けるよう、類似した画題による作品を並列しております。
(岩佐伸一)

森一鳳筆「鮎図」 | (江戸時代後期、個人蔵) |
森一鳳筆「青楓瀑布図」 | (江戸時代後期、本館蔵) |
木村蒹葭堂筆「箕山瀑布図」 | (江戸時代中期、本館蔵) |
菅其翠筆「雨中漁夫図」 | (江戸時代後期、個人蔵) |
林閬苑筆「漁夫図」 | (江戸時代中期、個人蔵) |
フロア / 9階 | コーナー / 町人の文化 町人の学問・大坂の芸術 |
![]() |