馬具の表現がある馬形埴輪
(H26.9.3更新)
9月10日(水)~
馬形埴輪は、5~6世紀の古墳を飾った馬の形に作り出した土製品です。当時の馬は乗り物であるとともに、その持ち主の地位の高さを示すステイタスシンボルでした。馬形埴輪にも馬具が表現されているものが多いため、具体的な装着方法を知ることができます。
今回展示の馬形埴輪は、顔の一部しか残っていませんが、線や点によって、口や鼻が表現されています。また、紐が交差するところには
なお、この馬形埴輪が出土したのは、大阪市平野区にある長原古墳群のひとつ、長原南口古墳(長原181号墳)です。墳丘の全長が24mの小型の前方後円墳であり、時期は6世紀中頃で、4世紀末以来続いてきた長原古墳群の最末期の古墳でもあります。
(寺井誠)
フロア / 10階 | コーナー / 古代難波の序章 |
![]() |