
(H27.10.2更新)
第3期「考古学 東奔西走」
特集展示「新発見! なにわの考古学2015」開催にあわせ、考古学のさまざまな研究成果をご紹介します。また、次回特集展示「大坂出土の貿易陶磁」にちなんだ内容もありますので、事前学習にもお役立てください。
主 催 | 大阪歴史博物館 |
会 場 | 大阪歴史博物館 4階 講堂 交通のご案内 |
参 加 費 | 200円 |
定 員 | 250名(先着順) |
受 付 | 18時から開始、直接会場へお越しください。 |
お問合せ | 大阪歴史博物館 〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32 なにわ歴博講座係 TEL 06-6946-5728/FAX 06-6946-2662 |
日程・内容
- 平成27年 11月13日(金)
- 18:30~19:45
銅鐸 研究 入門編- ■杉本 厚典(当館学芸員)
- 今年4月、南あわじ市松帆地区で見つかった「松帆銅鐸」によって弥生時代の謎の青銅製祭器「銅鐸」に関心が集まっています。そこで、銅鐸研究の入門編として、分類や製作技法等についてこれまでの研究を紹介し、銅鐸の分布や同笵銅鐸のネットワークの持つ特徴をGIS(地理情報システム)を用いて説明します。
- 平成27年 11月20日(金)
- 18:30~19:45
渡来人 のふるさとを探る- ■寺井 誠(当館学芸員)
- 5世紀の頃、日本列島にはこれまでになかった新しい文化・技術が現れます。多くは「朝鮮半島」からの渡来人によるものですが、「朝鮮半島」と一口に言っても、当時は新羅・百済など複数の国に分かれ、各地に個性がありました。こうした朝鮮半島各地の個性を知った上で、渡来人の故郷を明らかにし、交流の具体像に迫ります。
- 平成27年 11月27日(金)
- 18:30~19:45
- 前期
難波宮 の内裏 の大きさを探る - ■李 陽浩(当館学芸員)
- 前期の内裏を考える上で前提となるのはその大きさですが、どこまで広がるのか、詳細はまだよく分かっていません。ここでは調査成果の再検討や他宮殿との比較を通して、内裏の大きさを探ってみたいと思います。
- 平成27年 12月4日(金)
- 18:30~19:45
隋唐洛陽城 の誕生とその歴史―古代複都制の起源を求めて②―- ■村元 健一(当館学芸員)
- 古代では日本も、朝鮮、中国の諸国も複数の都を持つ複都制を採っていました。そのモデルとなったのが隋・唐王朝の長安と洛陽です。都として安定していた長安に対し、洛陽は非常に浮き沈みの激しい歴史を持っています。今回の発表では隋唐洛陽の誕生から唐前半までの歴史を振り返り、日本の複都制度の起源を探りたいと思います。
- 平成27年 12月11日(金)
- 18:30~19:45
- 大坂出土の
清朝 陶磁 - ■松本 百合子(当館学芸員)
- 江戸時代の大坂は天下の台所として発展をとげました。人々は経済的豊かさを背景に文化・芸術を生み出し、趣味・趣向に応じて海外からさまざまな品物を手に入れました。陶磁器もその一つ。今回は中国趣味の流行とともに大坂にやってきた清朝の陶磁器を紹介します。
※演題・内容等は、予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。