大阪でつくられた薩摩焼―館蔵の藪 明山作品
(H28.5.19更新)
平成28年5月18日(水)~7月25日(火)(予定)
藪 明山(1853~1934)は明治~大正時代を中心に、堂島で「輸出陶器」の製作ならびに販売を手掛けた陶画工です。精巧かつ華麗な上絵付を得意とし、現在でも世界的に高い評価を得ています。
今回は当館の所蔵する明山作品から、より精巧で掌に収まってしまう小さな作品を中心に展示しています。最小作品の実寸は高さ3.8㎝。富士山を中心にした細密な風景図は「どうやって絵付けしたの!?」という驚きを禁じ得ません。明山工房の得意とした極小の作品を間近にご覧いただけるようにのぞきケースに展示していますので、じっくりとご覧ください。
なお、作品の製作背景については、平成28年6月20日(月)まで6階特別展示室において開催中の特別展「近代大阪職人アルチザン図鑑―ものづくりのものがたり―」で詳しく紹介していますので、この機会に併せてご覧いただきますと、近代大阪のものづくりのあり方が一層理解しやすいのではないでしょうか。
(中野)
フロア / 7階 | コーナー / 文化―美術・工芸の諸相 |
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