高津宮の初詣(映像)
(H28.12.7更新)
平成28年12月14日(水)~平成29年1月30日(月)予定
当館では、戦前の大阪の人たちが撮影した映像フィルムをデジタル化しています。今回紹介する映像は、大阪の中心部・島之内(現・中央区)の旧家に残されていた16ミリフィルムです(中島昭氏寄贈)。昭和10年(1935)前後に撮影されたと考えられ、撮影者は 後藤偲(しのぶ)です。「燈映社」を名乗っていますが、その詳細は不明です。
映像は、大阪市中央区の高津宮(こうづぐう)の正月風景です。晴れ着姿の参詣者や境内の露店など、新年のにぎやかな様子が撮影されています。社殿をはじめとする境内各所も写されていますが、とりわけ興味深いのは著名な絵馬堂(市街地が眺望できた場所)の姿でしょう。
高津宮のほかにも、堺筋より東側の道頓堀と思われる商店街や、下大和橋などが写され、南区役所庁舎と周辺の町の様子も収められています。
高津宮は、昭和20年(1945)3月の大阪大空襲で社殿の大半を焼失したため、戦前の姿をうかがえる貴重な映像となっています。 [上映時間 約4分]
(船越幹央)
フロア / 7階 | コーナー / 映像コーナー |
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