絵本拾遺信長記 ―描かれた「石山合戦」をよむ―
(2020.12.7更新)
2020年12月9日(水)~
※約1か月ごとに物語が展開してゆく予定です。
元亀元年(1570)から天正8年(1580)までの11年間におよぶ織田信長と大坂本願寺の戦いは、江戸時代には「石山合戦」として人々の間に定着し、近世・近代の歌舞伎や読物といった娯楽作品の題材となりました。これらの作品からは、当時の人々が「歴史」を「物語」として受容し、楽しんでいた様子が窺えます。
本資料は「石山合戦」を題材とした江戸時代の読本で、初篇13巻、後篇10巻からなり、挿絵を大坂の絵師丹羽桃渓(初篇)・多賀如圭(後篇)が担当しています。彼らが描く織田家の武将や本願寺の一揆勢が、紙面狭しと活躍する様子を、現物とパネルを合わせて紹介します。江戸時代の「大河ドラマ」をお楽しみください。
(谷口)
フロア / 9階 | コーナー / 大坂本願寺と寺内町 |
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