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小泉八雲―怪談とフォークロリストのまなざし―
(2025.12.19更新)

特別展「小泉八雲―怪談とフォークロリストのまなざし―」

令和8年(2026)4月11日(土)~6月8日(月)

大阪歴史博物館では、2026年4月11日(土)から6月8日(月)まで、6階特別展示室において、特別展「小泉八雲―怪談とフォークロリストのまなざし―」を開催します。

『怪談』に代表される幻想的な作品を生み出した作家、小泉八雲。彼は、日本を「小さな妖精の国」や「神々の国」と表現し、異邦人としてその文化を見つめ続けました。そんな八雲の作品には、怪異譚かいいたんや民間信仰、自然観に基づくものが少なくありません。それは、八雲がフォークロリスト(民俗学者)としての視点も持ち合わせていたためです。八雲は、日本人の目に見えないものへの祈りや自然を敬う心を感じとり、表現しました。

本展では、八雲が、自身の目と耳をとおして触れた日本の民俗・文化の魅力やその豊かさを、数々の作品から読み解きます。

小泉八雲について

小泉八雲

神戸時代の小泉八雲 大阪歴史博物館保管

 パトリック・ラフカディオ・ハーン(Patrick Lafcadio Hearn)は1850年、ギリシャ西部のレフカダ島で生まれました。19歳で単身渡米、シンシナティ、ニューオリンズで新聞記者として活躍したのち、マルティニーク(西インド諸島)で2年を過ごします。
 明治23年(1890)に来日し、横浜で日本の魅力に触れ、長期滞在を決意します。知人の紹介により松江で英語教師の職を得たハーンは、伴侶となるセツと出会います。その後、熊本、神戸と居を移し、明治29年(1896)に帰化(国籍法以前)、日本名を「小泉八雲」としました。そして東京に移り、セツの支えも得ながらさまざまな再話文学を生み出しました。明治37年(1904)4月2日、『怪談』を出版するも、9月26日に自宅にて心臓発作によりこの世を去りました。54歳でした。

※名前表記について、基本的に帰化以前の時期については「ラフカディオ・ハーン」、帰化以降は「小泉八雲」といたします。
※再話文学:伝説、民話などを原典のままではなく、現代的に再構築し表現する文学。



特別展「小泉八雲―怪談とフォークロリストのまなざし―」
主  催 大阪歴史博物館、NHKエンタープライズ近畿、産経新聞社
共  催 NHK大阪放送局
後  援 公益財団法人 大阪観光局
会  期 令和8年(2026)4月11日(土)~6月8日(月)
火曜日休館 ※ただし、5月5日(火・祝)は開館
開館時間 午前9時30分から午後5時まで
※入館は閉館の30分前まで
会  場 大阪歴史博物館 6階 特別展示室 交通のご案内
観 覧 料
高校生
大学生
特別展のみ 1,600円
(1,400円)
1000円
(800円)

前売券販売期間:2026年2月2日(月)午前10時~4月10日(金)午後11時59分

※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
※チケットの販売につきましては、詳細が決まり次第、大阪歴史博物館ホームページ(https://www.osakamushis.jp/)等にて、ご案内します。

展示資料数 約150件(予定)
お問い合わせ先 大阪市総合コールセンター
“なにわコール” 06-4301-7285
午前8時から午後9時(年中無休)

プレスリリースはこちら