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特別展 大阪/写真/世紀」-カメラがとらえた人と街-展 トップイメージ
(H26.5.29更新)

特別展「没後200年記念 木村蒹葭堂(きむらけんかどう)-なにわ 知の巨人-」

平成15年1月15日(水)~2月24日(月)

「木村蒹葭堂(きむらけんかどう)」、それは大坂が生んだ江戸時代後期の最大の文化人であります。

木村蒹葭堂(元文元年(1736)~享和2年(1802))は、通称・坪井屋吉右衛門で、北堀江(大阪市西区)で酒造業を営むとともに、天下の稀籍珍什を多数収集した一大コレクターとして有名でした。また、実証的な本草学者であり、詩文や絵画を嗜む文人であり、出版にも携わるなど、興味の対象と活躍のジャンルは実に多様でした。彼は自らの書斎に『蒹葭堂』と名付けたため、今では一般に木村蒹葭堂の名で呼ばれていますが、その居宅はさながら博物館のようで、彼の交友録ともいうべき『蒹葭堂日記』からは、全国の知識人が次々に来訪し、文化サロンが形成されていたことが読みとれます。まさに、「なにわ 知の巨人」と呼ぶにふさわしい傑人でしょう。

そこで、平成14年が蒹葭堂没後200年に当たることを記念して、大阪市の博物館施設および関連機関の学芸員が共同で特別展を開催します。木村蒹葭堂が収集した資料や制作・著述した作品約200点を展示し、近世大坂の知識人の知的好奇心の広がりや、全国規模の文化人の交流を明らかにするとともに、蒹葭堂の業績が当時の学問・文化に及ぼした影響について広く紹介します。


▼「ギャラリートーク」を開催!
本展示にちなみ、6階特別展示室で当館学芸員が展示品の解説を行います。1月19日(日)、26日(日)、2月2日(日)、9日(日)のいずれも午後1時から約30分間聴講料は無料です。

▼講演会を会催!

講演会「水の中央に在り」
開 催 日 平成15年2月1日(土)
時  間 午後2時~午後3時30分
会  場 大阪歴史博物館 4階 講堂
講  師 大谷大学講師 水田紀久氏
定  員 250名
申 込 み 当日先着順、直接会場へ
聴 講 料 無料

特別展「没後200年記念 木村蒹葭堂(きむらけんかどう)-なにわ 知の巨人-」
会  期 平成15年1月15日(水)~2月24日(月)まで(毎週火曜日休館)
(ただし、2/11(火)は開館、2/12(水)は休館)
主  催 大阪歴史博物館
後  援 NHK大阪放送局
会  場 大阪歴史博物館 6階 特別展示室 交通のご案内
開館時間 午前9時30分から午後5時まで(金曜日は午後8時まで)
(ただし、入館は閉館の30分前まで)
観 覧 料
特別展
600円
(540円)
高校生・大学生 450円
(400円)

※( )内は20名以上の団体割引料金。

※中学生以下、大阪市内在住の65歳以上の方(要証明証提示)、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料。

展示資料数 約200点
主な出品物 1)木村蒹葭堂肖像(重要文化財) 谷文晁筆 1幅 大阪府教育委員会蔵
2)箕山瀑布図 木村蒹葭堂筆 1幅 本館蔵
3)和蘭新訂地球図 蒹葭堂旧蔵 1巻 大阪府立中之島図書館蔵
4)貝石標本(大阪府指定文化財)1式 大阪市立自然史博物館蔵

木村蒹葭堂肖像
(重要文化財)

和蘭新訂地球図

貝石標本
(大阪府指定文化財)


箕山瀑布図