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青い目の人形「メリー」

(H26.6.25更新)

平成18年7月2日(日)~8月28日(月)(予定)

昭和2(1927)年 アメリカから日本へ贈呈 井上忠士氏 所蔵
青い目の人形「メリー」

昭和2(1927)年当時、アメリカでは排日感情が高まっていましたが、在日経験もあるシドニー・ギューリック氏は、両国の友好を深めるためには、子どもの頃から互いの文化を認識することが重要であると考えました。そして、日本のひな祭りにあわせて、日本の子どもたちに人形を贈ることを計画したのです。これが「青い目の人形」と呼ばれるものです。

約12,700体の人形が海を渡り、日本の幼稚園や小学校に贈られました。それらは、現在も全国に約320体残されていることが確認されています。大阪でも、5体の現存が確認されています。

シドニー・ギューリック氏の孫であるデニィ・ギューリック氏(メリーランド大学教授)は、祖父の志を受け継いで、現在も日本に人形を贈る活動を続けています。

大阪歴史博物館では、このたびデニィ・ギューリック氏を招き、『日米交流 子どもの本・文化セミナー』(平成18年7月1日・2日開催)において、「子どもたちのための日米平和使節」という講演を行っていただきます。

約80年前に行われた民間レベルの国際交流を振り返ることで、私たちの国際交流のあり方を考えるものです。どうぞご参加ください。

◎『日米交流 子どもの本・文化セミナー』とギューリック氏の講演会の詳しい情報はこちらをご覧下さい


◎大阪歴史博物館では、メリーランド大学プランゲ文庫所蔵資料を中心に、昭和初期から第二次世界大戦後にかけて刊行された日本の子ども向け絵本をテーマにした企画展示を行っています。ぜひ、あわせてお楽しみください。

第41回 特集展示『あのころ、こんな子どもの本があった -戦中・戦後の絵本から教科書まで-』(平成18年6月14日(水)~8月28日(月))

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