
(H25.2.15更新)
冬のシリーズ「天下の城下町大坂を探る」
主 催 | 大阪歴史博物館 |
会 場 | 大阪歴史博物館 4階 講堂 交通のご案内 |
参 加 費 | 200円 |
定 員 | 250名(先着順) |
受 付 | 18時から開始、直接会場へお越しください。 |
お問合せ | 大阪歴史博物館 〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32 なにわ歴博講座係 TEL 06-6946-5728/FAX 06-6946-2662 |
日程・内容
- 平成25年 2月15日(金)
- 18:30~19:45
- 各藩の大坂蔵屋敷跡から出土する動物遺存体について
- ■池田 研(当館学芸員)
- 江戸時代、最大の商業都市として繁栄した「天下の台所」大坂には、領地の産物を換金するための各藩の出先機関である蔵屋敷が設けられました。近年、大阪市内ではそうした蔵屋敷跡の大規模な発掘調査が相次いでおり、建物配置・機能・時期的変遷など様々な研究が進められています。今回の講座では、実態がよく分かっていなかった蔵屋敷における人々の暮らしぶりについて、出土した動物の骨や貝殻の分析により、「食」の面から迫ります。
- 平成25年 2月22日(金)
- 18:30~19:45
- 豊臣期大坂城下町の寺町再考
- ■大澤研一(当館学芸員)
- 寺町は城下町の重要な構成要素のひとつです。寺町は秀吉の大坂城下町がはしりといわれますが、その誕生の過程や大坂での実態は意外によくわかっていません。特に大坂城下町は時期によって構造を変えていきますので、寺町の形成もそうした目で見つめ直す必要があります。さらには秀吉が大坂以前に建設した城下町である長浜や姫路、さらには設定が少し遅れる京都の寺町との比較も大切です。今回はこうした視点から大坂城下町の寺町を再検討します。
- 平成25年 3月 1日(金)
- 18:30~19:45
- 豊臣期大坂城下町の大名屋敷
- ■豆谷浩之(当館学芸員)
- 城下町は、城郭を中心に家臣団を集住させた点に特徴がありました。とりわけ「天下の城下町」であった豊臣期の大坂には、直属の家臣ばかりでなく、全国の大名も集められることとなりました。今回の講座では、特別展『天下の城下町 大坂と江戸』の展示品の紹介も含めて、豊臣期大坂城下に置かれていた大名屋敷の配置や時期による変遷とその特長について、文献史料・考古資料などを通じた、さまざまな視点から迫ります。
- 平成25年 3月 8日(金)
- 18:30~19:45
- 近世大坂の夜店
- ■八木 滋(当館学芸員)
- 「順慶町の夜店」が『摂津名所図会』に描かれるなど、江戸時代の大坂では夜店や露店が多く、にぎわっていたようなイメージがありますが、その実態はあまりよくわかっていません。今回は、数少ない史料のなかから、夜店や露店が、どんな大坂のところにあり、どんな人たちが、どんな商売をしていたのか、などをできる限り明らかにしていきます。そのことによって江戸時代の小売商人の実態に少しでも迫りたいと思っています。江戸との比較も行い、その違いもご紹介します。
※演題・内容等は、予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。