エッフェル塔のサーチライト

ジョルジュ・ギャレン 明治22年(1889) オルセー美術館蔵
Gift from Ms Solange Granet, Mrs Bernard Granet and her children, descendants of Gustave Eiffel, 1981 ©RMN (Musée d'Orsay) / René-Gabriel Ojéda distributed by AMF-OADIS
エッフェル塔は1889年にパリで行われた第4回万国博覧会のために建造された。このリトグラフでは頂上に設置された投光機から地上に向けて光の帯が走った様子が描かれている。

歌川国貞(3代)画 明治20年(1887) 江戸東京博物館蔵
富士山縦覧場は富士山を模した展望施設で、明治20年(1887)に浅草公園に完成した。この双六は当代の人気役者が頂上を目指して登る様を描いたもの。團十郎や菊五郎など、人気の役者ほど頂上付近に描かれ、役者番付も兼ねている。

坂井金三郎発行 明治24年(1891) 江戸東京博物館蔵
「十二階」の名前で親しまれた凌雲閣は英国人バルトンの設計で明治23年(1890)に開業した。この錦絵はスペンサーの気球パフォーマンスや尾上菊五郎の歌舞伎狂言など、当時の流行物を題材にして描かれたもの。

昭和31年~40年代 江戸東京博物館蔵
二代目となる現在の通天閣は昭和31年(1956)に完成した。これは完成当初の姿を色鮮やかに伝える絵葉書で、国内初の円柱形エレベーターの外壁がぶどう色なのが特徴的である。

関野貞・土屋純一・藤本民次郎制作 明治33年(1900)頃 東京藝術大学大学美術館蔵
日本を代表する仏塔のひとつ、薬師寺東塔の姿を20分の1の縮尺でうつした詳細な模型。明治43年(1910)にロンドンで開催された日英博覧会に出品された。