第88回 特集展示
新発見史料からみる江戸時代の道頓堀
◆平成25年11月6日(水)~12月16日(月)◆
毎週火曜日休館
会場 | 8階 特集展示室 | 時間 | 9:30~17:00(金曜は20:00まで) ※入館は閉館30分前まで |
観覧料 | 常設展示観覧料でご覧いただけます |
主催 | 大阪歴史博物館 |
大阪歴史博物館では、平成25年11月6日(水)から12月16日(月)まで、8階特集展示室において、特集展示「新発見史料からみる江戸時代の道頓堀」を開催します。
平成24年3月、大阪歴史博物館では、静岡県袋井市の遠藤亮平(りょうへい)氏宅で見つかった古文書242点(遠藤亮平・安井洋一氏蔵)の寄託を受けました。当館と大阪市立大学文学部日本史学教室でこの古文書を詳しく調査したところ、そのほとんどが当館で所蔵する「安井家文書」と元々は一体の文書であることがわかりました。「安井家文書」は、道頓堀川の開発に関わり、江戸時代大坂三郷南組の惣年寄をつとめた安井家に伝来した古文書で、江戸時代初期の大坂の様子を具体的に知ることのできる貴重な資料として大阪市有形文化財に指定されています。なお、遠藤・安井両氏は、大坂の安井家の一族で、江戸時代の囲碁界における四棋家の一つで安井算哲(さんてつ)を初祖とする安井家の末裔に当たります。
今回新たに発見された古文書は江戸時代全般(17~19世紀)に及び、道頓堀川開削まもないころの土地台帳や、17世紀中ごろの大絵図など古い時期の土地や開発関係の資料が数多く含まれています。また、18世紀の芝居に関する資料などもあります。17世紀の大坂に関する古文書が新たに大量に見つかるケースはほとんどなく、今まであまりよく知られていなかった江戸時代前半の道頓堀の様子が具体的に明らかになる貴重な資料です。
今回の展示では、新たに発見された古文書や絵図を中心に、最新の研究成果を踏まえて江戸時代前半の道頓堀の開発や芝居地の様子を、当館の「安井家文書」なども交えながら、わかりやすく紹介します。
学芸員による展示解説 | |
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【日 時】 | 平成25年11月9日(土)、11月16日(土)、11月23日(土・祝)、12月8日(日)、12月15日(日)
午後2時より30分程度 |
【講 師】 | 西本菜穂子、八木滋(当館学芸員) |
【会 場】 | 大阪歴史博物館 8階 特集展示室内 |
【参加費】 | 無料(ただし、入場には常設展示観覧券が必要です) |
【参加方法】 | 当日直接会場へお越し下さい |
シンポジウム「道頓堀の開発と芸能」 | |
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道頓堀の芝居地に関する最新の研究成果や今回新たに発見された「安井家文書」の分析を通して、江戸時代の道頓堀の姿に迫ります。 | |
【日 時】 | 平成25年12月1日(日)
午後1時~午後4時30分(受付は12時30分から) |
【テーマ及び講師】 |
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【主 催】 | 大阪歴史博物館、大阪市立大学大学院文学研究科 |
【会 場】 | 大阪歴史博物館 4階 講堂 |
【定 員】 | 250名(当日先着順) |
【参加費】 | 500円 |
【参加方法】 | 当日直接会場へお越し下さい |
連携古文書講座「新発見道頓堀関係古文書を読む」 | |
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今回新たに発見された文書の中から、特徴的な文書を選んで、調査にあたった塚田孝大阪市立大学教授や当館学芸員が詳しく解説します。 | |
【日 時】 |
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【主 催】 | 大阪歴史博物館、大阪市立大学文学部日本史学教室 |
【会 場】 | 大阪歴史博物館 4階 第1研修室 |
【定 員】 | 60名(3回通して受講できる方、応募者多数の場合は抽選) |
【参加費】 | 1,500円(3回通し分、初回にお支払いください) |
【参加方法】 |
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【応募締切】 | 10月31日(木)当日消印有効 |
主な展示資料 展示資料数:約45点 | |
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