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真田丸
(H28.9.20更新)
資料展示

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和歌山県指定文化財 真田信繁書状 左京宛

高野山 蓮華定院蔵 (年不詳)6月23日付 1巻
※展示期間:9月17日(土)~10月3日(月)

和歌山県指定文化財 真田信繁書状 左京宛

関ヶ原合戦のあと、紀州の九度山で蟄居生活を送る信繁が、左京という人物に宛てた自筆の書状。「この壺に焼酎を詰めてもらいたい。壺の口はよく締め、その上に紙をはっておいてください。知らせがあれば取りに行かせます。」と書いてあり、蟄居中の信繁の倹しい生活がうかがえる貴重な手紙である。

大坂真田丸加賀衆挿ル様子

永青文庫蔵 江戸時代 1鋪
【大阪会場限定展示品】※展示期間:9月17日(土)~11月6日(日)

大坂真田丸加賀衆挿ル様子

大坂城最外郭の防御線惣構(そうがまえ)の南外側に張り出すようにU字状の真田丸を描く。真田丸内には「真田左衛門」(信繁)ほか真田隊の武将の名と、真田氏当主の居場所を示す黒四方の旗が描かれる。図の下方には冬の陣で真田丸攻めの中心となった前田利常(まえだとしつね)隊の武将の名前が記されている。冬の陣直後の現地調査での知見が反映され、現在痕跡を残していない真田丸の実態を知るうえで数少ない貴重な図。

大坂夏の陣図屛風

岐阜市歴史博物館蔵 江戸時代 6曲1双
【大阪会場限定展示品】※展示期間:10月12日(水)~11月6日(日)

大坂夏の陣図屛風

(部分)中央の馬上の人物が越前兵と交戦する信繁

慶長20年(1615)5月6日と翌7日に繰り広げられた大坂夏の陣最後の激戦を描いたもの。右隻上段には7日の天王寺での戦いで越前兵を相手に奮戦する真田信繁隊の姿を、下段は前日6日に玉手山(たまてやま)で大軍の徳川勢に取り巻かれた後藤基次(ごとうもとつぐ)隊を、左隻下段には大坂城に侵入する徳川勢と迎え撃つ大坂城内の兵の戦いを描く。信繁はこの7日の戦いで討たれて死去した。

国宝 某条書案(なにがしじょうしょあん)(前欠(ぜんけつ))〔島津家文書〕

東京大学史料編纂所蔵 (慶長20年〈1615〉)6月11日付 1通
【大阪会場限定展示品】※展示期間:10月19日(水)~11月6日(日)

国宝 某条書案(前欠)

(部分)右から6~7行目に「真田日本一之兵」と書かれている

大坂落城後、薩摩藩の島津家久(しまづいえひさ)は上洛し、徳川家康に戦勝の祝儀を述べた。6月11日付で、その家久と思われる人物が、国許に宛てて戦いの顚末を伝えたのが本書状。切腹した豊臣秀頼以下、城内で死去した人物のリストもあり、そこには信繁の子「真田大介(さなだだいすけ)」の名が見える。信繁を評した「真田日本一(ひのもといち)の兵(つわもの)、いにしへよりの物語ニもこれ無し」という箇所はあまりにも有名。

重要文化財 薙刀直シ刀(なぎなたなおしかたな)
無銘(名物 骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう))

京都・豊国神社蔵 鎌倉時代 1口
【大阪会場限定展示品】※展示期間:10月12日(水)~10月24日(月)

重要文化財 薙刀直シ刀無銘(名物 骨喰藤四郎)

もともと薙刀であったものを磨上(すりあ)げ、刀の寸法に仕立て直している。無銘ながら京都の名工藤四郎吉光の作と伝わり、斬る真似をするだけで相手の骨をも砕け散るという伝説により「骨喰」の号で呼ばれる。古来足利将軍家重代の宝刀であり、のち豊臣秀吉が愛蔵したもの。大坂夏の陣の落城の混乱の折に見出され、徳川家康の手に渡った。のち明暦3年(1657)の大火に罹災し刃文(はもん)が消失したが、越前の刀工・三代目康継により再刃(さいは)された。

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