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特別展 日中国交正常化30周年記念・大阪歴史博物館開館1周年記念「シルクロード 絹と黄金の道」 主な展示資料
(H26.5.28更新)
トゥルファン盆地は、4世紀前半に遊牧系民族から漢族へと支配者が変わり、640年以降は唐王朝が直接支配するようになったために、唐文化を最も深く享受した華やかな西域文化が花開きました。なかでも、漢族支配者層を埋葬したアスターナ・カラホージャ古墳群は砂漠の正倉院とも言われ、唐文化の香りを強く留める女性を描いた絵画や俑(よう)、双六局(すごろくきょく)に代表される木製の遊戯具の模型や絹織物などが見つかっています。色彩豊かな副葬品の数々をご覧ください。


(しゅりょうもんろうけちへいけん)

アスターナ191号墓 唐・7~8世紀

ペルシャに起源をもつ、振り向きざまに獅子を射る騎馬人物を染抜いた絹織物。


天王俑

▲天王俑(てんのうよう)

アスターナ206号墓 唐・7世紀
新疆ウイグル自治区博物館

邪鬼(じゃき)を踏み、美麗に彩られた甲冑(かっちゅう)を着けた天王俑。墓を守護するために埋納された。


舞楽美人図(部分)

▲舞楽美人図(部分)
(ぶがくびじんず)

アスターナ230号墓 唐・7~8世紀
新疆ウイグル自治区博物館

高髻(たかまげ)を結い、花鈿(かでん)を施した舞楽美人。すらりとした身体の表現は初唐時代の傑作とされる。


貴石象嵌金製杯

▲双六局
(すごろくきょく)

アスターナ206号墓 唐・7世紀
新疆ウイグル自治区博物館

象牙・獣骨・トルコ石の象嵌(ぞうがん)で装飾した双六局。同種のものが奈良正倉院に伝わっている。